今日、宣伝会議の「企画営業養成講座」で講義をして、事前に資料を作る際に考えたこと、まとめたことがあったので、頭の整理も兼ねてメモしておきます。
今日、話したのは「企画費をいただくための見積もりテクニック」と「不慣れな領域にも手が届く協力会社との繋がり方」という、実際、中小規模の印刷、広告系、企画制作会社が「今すぐにでも使いたい情報」「他の会社はどうしてるんだろう」という内容についてお話ししました。
受講者の方々には、「明日から使えます」「今困っていたので、Goodタイミングの内容でした」「誰も教えてくれないことを教えてもらった」と概ね好評でしたが、2時間2コマの中で伝えられる内容には限度があり、また、テーマが他の要素とも密接に絡むので、かなり脱線気味になったこと、申し訳ないと思います。
「こんな貴重な情報はブログには書かないでください」と言われたのですが。もうずいぶん昔に「さわり」だけ書いてしまったので、そこまでは勘弁していただくとして、ブログで公表できないこともたくさん講義の中でお話ししていますのでご安心ください。
企画について
企画営業(についてはまた書くとして)職の方々に向けてお話したのですが、いろいろお話を聞いていると
「企画」という仕事自体の理解が不足しているのかなと思います。
本を読んで、勉強はしている感じではあるのですが、本当の企画の仕事は、実はその先にあって、
現在行なわれている一般的な「学習」「勉学」とは根本的に解決することができません。
学習>人が整理したものを教えてもらう。
勉学>世の中、森羅万象を分類する。
人間は、分類好きで、すべてのコトを分類しようとします。ある意味、病気。
「勉学」とは(主に大学以上の過程では)分類作業をしているにすぎません。
医学も、政治学も、化け学も、事象や、物体を、より細分化し。解明する行為です。
学習とは、「勉学」によって分類された事象を、そのまま、教えているに過ぎません。
(だから、大学は本来、学習する場ではない、研究する場であるべきなのですが、
学習することが多い分野のプロフェッショナル養成のために知識付与を目的としている大学も
あります。これは本来の「過程」とは別にはっきり「医師養成学校、教員養成所などでいいのではないか
とも思います)
さて分類=人間の病気=学習、勉学、研究となるわけですが、
企画は、なにかを生み出す作業なので、分類しただけでは答えはでません。
単純にいうと、分類された(だれかが体系的に分類した)ものを、体系を崩して繋げる必要が出てきます。
本来は関連性の低いもの同士を繋げる作業が、まさに企画なのです。
単純にいうと、
何かと何かをプラスする>>>これが企画です。
めちゃくちゃわかりやすい。
あなたの周りの「企画」と呼ばれるものを見てください。
何かと何かが、くっついてできてるでしょ。
企画に関する本って、ややこしいこと書いてあるわりには、ズバッと明確にしてないですよね。
まあ単純にしてしまうと売れないからということもあるでしょうけど。
でも最初に、「わかりやすく伝える」ことができなければ、よい「企画書」にはならないわけだし。
ほんとに企画書を書いて、仕事してる人だったら、誰でも分かる話の持って行き方を知らないとですよね。
何かと何かのくっつけ方は、また今度。
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